2025年8月17日 施餓鬼法要厳修

猛暑の中、勝養寺お施餓鬼が厳修されました

令和7年8月17日、当山の施餓鬼会が厳修されました。
施餓鬼会はお施餓鬼とも呼ばれ、
餓鬼の世界に堕ちた方々に食事を施す儀式のことです。
猛暑の中の実施となりましたが、20名ほどの方にご参加いただきました。
住職の挨拶と法話

勝養寺の施餓鬼会は住職の挨拶並びに法話から始まり、
施餓鬼の大切さ、先祖供養の大切さなどを伝えます。
途中、住職自ら実際に施餓鬼壇の近くに進み、
それぞれが何を意味するかなどをわかりやすくお話いただきました。
また餓鬼道に落ちるのはどんな人間かというお話では、
「ケチな人間」である、ともお話されていました。
これはお金だけの話に限った話ではなく時間や手間をなど、
何かと理由をつけてご先祖様を供養しないという心のさもしさを指します。
お彼岸なども含めて「供養をする」ということは
とても大切なことだと感じます。
お盆の大切な期間に、先祖供養を実施し、
感謝と決意を新たにすることが重要なのではないでしょうか。
近隣のお寺の法類の方々と施餓鬼会

法話が終わった後は、
近隣のお寺の法類の方々と共に、施餓鬼会を厳修します。
施餓鬼は餓鬼の世界に堕ちた方々に食事を施す儀式ですが、
ひとつひとつの儀式、作法にとても大きな意味があります。
詳しく書くことはできませんが、餓鬼を集めたり、餓鬼の口をあけたり、
食事を施すための様々なマントラ(真言)やムドラー(印)をほどこします。
決して、適当にやっているのではなく、何千年と続く作法や意味に則り行っております。
全ての儀式や作法には意味があります。
全ての所作や荘厳(飾り)には意味があります。
餓鬼の世界に堕ちた方々に食事を施して、塔婆を供養し、滞りなく
令和7年の勝養寺施餓鬼会は終わりました。
勝養寺の行事・イベント
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